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心房細動制圧=脳塞栓制圧の図式完成にはiPS細胞の実用化を待たねばならないか?

昨日(9日)、仙台市医師会薬剤師会学術研修会に講師として参加し「心房細動における抗凝固薬と抗不整脈の実践的使い方」と題して講演させていただきました。

時間を間違えてしまいスライドを90枚くらい作ってしまいました。ちょっと細かいことを言い過ぎたかもしれないと反省しています。

講演で伝えたかったことのひとつは、「心房細動治療には2つのミッションがある」ということです(実際には時間がなくて強調できずでしたが)。
2つのミッションとは
A)ドキドキさせない
B)脳卒中にさせない

の2つです。そしてA→Bにはならないということです。

ドキドキしなくなる、つまり心房細動を抗不整脈薬で抑えようとしても心房細動はなくならないし、ましてや脳卒中は抑えられない。だからBに直接効く薬「抗凝固薬」が"暫定的に”必要である、ということです。

本当は心房細動そのものが全くなくなれば全てうまく行くのです。しかし現時点で抗不整脈薬にそれを課すことは無理。アブレーションの力はまだ不明です。そこで心房細動という現象はそのままにして、血液の方の凝固活性のみを”とりあえず”抑えておくことにしたら、今のところまあまあうまくいっている、というに過ぎません。

抗不整脈=抗凝固という風にストレートに行く治療法こそ画期的かつ王道と言えます。
それには心房細動を完全に制圧させる治療法がなければなりません。しかもリモデリングが有る程度起きる前にです。リモデリングが有る程度できてしまっては間に合いません。でもそんな治療法は今のところありません。
あ、間に合う方法がひとつ浮かびました。やっぱりiPS細胞かな〜(笑)。
by dobashinaika | 2012-10-10 00:57 | 心房細動:疫学・リスク因子 | Comments(0)


土橋内科医院の院長ブログです。心房細動やプライマリ・ケアに関連する医学論文の紹介もしくは知識整理を主な目的とします。時々日頃思うこともつぶやきます。


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