心房細動患者と医師における脳卒中予防意識調査:SPEAK about AF Surveyより
プラザキサの発売元、ベーリンガー・インゲルハイム社による心房細動患者と医師における脳卒中予防意識調査の結果が発表されています。
学術論文とは違いますし、日本語での紹介も既に発表されていますが、一応結果で気になるところをpick upしました。
調査の詳細は以下をご参照ください。
http://topics.jp.msn.com/press-release/article.aspx?articleid=564958
http://speakaf.com/_media/downloads/brochure.pdf
方法:
・ 12の国々から3729人が参加。オンラインインタビュー(25~30分)
・ 心房細動患者1640名、循環器医964名、神経内科医39名、内科専門医50名、GP1039名
・ 患者:診断後3ヶ月以上,非弁膜症、平均60歳、クマジン服用48%
結果:
1)心房細動のnegative impact
・医師の大多数(92%)、患者の半数以上(65%)が人生にとって良くないインパクトがあると思っている
・ 患者の2/3(64%)は、診断されてから活動的でなくなったと感じている
・ 制限されたと思われる活動として、身体活動(51%)、家事(26%)、旅行(22%)がある
・ 40%の患者が、ダイエットに影響ありと言っている
・ 55%の患者が、心房細動の管理が重荷であると言っている
2)脳卒中リスクへの自覚
・医師の93%は、脳卒中が最も重篤なリスクだと考えている
・ 患者の41%は、脳卒中リスクの情報が不十分と感じており、55%は(心房細動により)心筋梗塞のリスクが増すと思っている
・ 51%の患者は脳卒中リスクを認識していない
3)情報の必要性
・60%の医師は,患者への情報提供を行っているが、患者の46%はもっと脳卒中予防に関する情報を望んでいる
・ 56%の医師は、心房細動と脳卒中の関係を一般市民がより理解することが、患者との会話を促進させると考えている
・ 心房細動患者は、より多くの情報を求めて友人や家族(29%)、薬剤師(26%)、ウェブサイト(18%)、を訪れるようになった。
4)情報と安心
・68%の患者は、診断されたことへの不安がある。しかしより多くを学ぶことにより不安を抱く患者は38%に減り、34%の人がよくわかったと感じ、27%の人が信頼感を感じた。
###企業の意識調査ですのでコメントは控えますが、日本での心房細動患者の脳卒中認知度はもっと高い気がします。
学術論文とは違いますし、日本語での紹介も既に発表されていますが、一応結果で気になるところをpick upしました。
調査の詳細は以下をご参照ください。
http://topics.jp.msn.com/press-release/article.aspx?articleid=564958
http://speakaf.com/_media/downloads/brochure.pdf
方法:
・ 12の国々から3729人が参加。オンラインインタビュー(25~30分)
・ 心房細動患者1640名、循環器医964名、神経内科医39名、内科専門医50名、GP1039名
・ 患者:診断後3ヶ月以上,非弁膜症、平均60歳、クマジン服用48%
結果:
1)心房細動のnegative impact
・医師の大多数(92%)、患者の半数以上(65%)が人生にとって良くないインパクトがあると思っている
・ 患者の2/3(64%)は、診断されてから活動的でなくなったと感じている
・ 制限されたと思われる活動として、身体活動(51%)、家事(26%)、旅行(22%)がある
・ 40%の患者が、ダイエットに影響ありと言っている
・ 55%の患者が、心房細動の管理が重荷であると言っている
2)脳卒中リスクへの自覚
・医師の93%は、脳卒中が最も重篤なリスクだと考えている
・ 患者の41%は、脳卒中リスクの情報が不十分と感じており、55%は(心房細動により)心筋梗塞のリスクが増すと思っている
・ 51%の患者は脳卒中リスクを認識していない
3)情報の必要性
・60%の医師は,患者への情報提供を行っているが、患者の46%はもっと脳卒中予防に関する情報を望んでいる
・ 56%の医師は、心房細動と脳卒中の関係を一般市民がより理解することが、患者との会話を促進させると考えている
・ 心房細動患者は、より多くの情報を求めて友人や家族(29%)、薬剤師(26%)、ウェブサイト(18%)、を訪れるようになった。
4)情報と安心
・68%の患者は、診断されたことへの不安がある。しかしより多くを学ぶことにより不安を抱く患者は38%に減り、34%の人がよくわかったと感じ、27%の人が信頼感を感じた。
###企業の意識調査ですのでコメントは控えますが、日本での心房細動患者の脳卒中認知度はもっと高い気がします。
by dobashinaika
| 2011-04-25 23:14
| 心房細動:リアルワールドデータ
|
Comments(0)
土橋内科医院の院長ブログです。心房細動やプライマリ・ケアに関連する医学論文の紹介もしくは知識整理を主な目的とします。時々日頃思うこともつぶやきます。
by dobashinaika
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筆者は、2013年4月以降、ブログ内容に関連して開示すべき利益相反関係にある製薬企業はありません
●医療法人土橋内科医院
●日経メディカルオンライン連載「プライマリケア医のための心房細動入門リターンズ」
●ケアネット連載「Dr,小田倉の心房細動な日々〜ダイジェスト版〜」
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