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メタボリックシンドロームと言われたら~第12回土橋EBM教室~

8月29日(土)、第12回土橋EBM教室が開催されました。今回のテーマは「メタボリックシンドロームと言われたら」です。
7月にいきいき健康教室でしたお話とかなりダブる内容でしたが、患者さん向けにより実践的な内容に致しました。
土曜の午後2時から、予約の方が三々五々集まってこられ、当院待合室の膝を突き合わせながらメタボにならにための食事や、運動についてあれこれ考える。。。。
毎回のことですが、わたしにとっては、日々の診療とはまた違った医者としての充実感を味わえる時間でした。
これからも定期的に続けていきたいと思います。
by dobashinaika | 2009-08-31 23:10 | 土橋EBM教室

当院での発熱患者様への対応

新型インフルエンザが流行してきています。当院では、熱のある患者さまに関しまして以下のような対応をいたしております。

熱が38度以上ある方は
・入口わきのインターフォンで来院したことをお伝えください
・通用口からお入りいただきます
・すぐに2階の診察室でお待ちいただき、診察、検査などをいたします
・インフルエンザと診断された方は、投薬、会計も2階診察室で行います
・会計が終わりましたら、通用口からお帰りいただきます
・自家用車でいらした方は、そのまま車の中で待機していただく場合がございます

熱はないが、かぜぎみ、あるいはインフルエンザの方と接触した方は
・お電話での相談をお受けいたします
・心配な方は、診察時院長にお申し出ください

知っておきたいこと
・一般に38度以上の熱がない場合、検査でウイルスは検出されません
・発熱から12時間以内は検査でウイルスが出ないことがあります
・マスク、手洗い、手を顔に持っていかないこと、が大切です。

当院ではこのように、インフルエンザ症状のある方と、そうでない方が接触しないように対策を立てております。
by dobashinaika | 2009-08-23 22:18 | 新型インフルエンザ

”夏の夜長”の読書

7月、8月も睡眠薬代わりに寝床本(と勝手に呼んでいる)をつまみ読みした。以下はその感想など(読書日記代わりにブログを使ってます。すみません)。
まず最近マイブームのリスク・確率本から、ダン・ガードナー「リスクにあなたは騙される」(早川書房)。基本的には理性と感情の対立概念を軸に、リスクを心理学、行動経済学から読み解くのであるが、次々に示される数多くのエピソード、データ、雑学などが他の書物より格段に説得力のあるものにしている。リスク認知が「頭」と「腹」のせめぎあいであることを改めて痛感。
次に確率、統計をおさらいするのに適した本として飯田泰之「考える技術としての統計学」(NHKブックス)、小島寛之「確率的発想法」(NHKブックス)。前者で回帰分析の原理を改めて整理できた。また後者を読むと「確率」概念を根本から理解できる。コモン・ノレッジ、つまり「集団としての知識」が「個人の知識を足し合わせたもの」と同一ではない、ジョン・ロールズの「無知のヴェール」においては「自分に降りかかる確率においても無知である」という言説に、なるほどと思うことしきり。
眞淳平「人類が生まれるための12の偶然」(岩波ジュニア新書)はビッグバンから太陽系、月、地球の成り立ち、水をはじめとする物質のはじまり、地球における生命と人類誕生の歴史まで高校生レベルに分かるように解きほぐされており、快感を持って読むことができた。
「日本の論点」編集部「その先が読めるビジネス年表」(文藝春秋)は私のような経済音痴が読むのに最適で、最近世の中で起こっていることの最低限を概観できた。
その勢いでわかりやすさを重視し細野真宏「「未納が増えると年金が破たんする」って誰が言った?」(扶桑社新書)を読んだが、わかりやす過ぎてもっと別のソースも読みたくなった。ただ著者のいう「数学的思考力」であるが、演繹法と帰納法(仮説演繹法)のことを指しており、これ自体は科学的作法のABCである。Amazonの本書に対する書評等を見るとこうした科学に関する基本的理解をもっと一般に知らしむべきであることを痛感する。
石川輝吉「カント 信じるための哲学」(NHK出版))はカントのおさらいをしようと思って読んだが、むしろ原著「純粋理性批判」(平凡社ライブラリー)をまた読みたくなってしまった。高校以来あちこちつまみ読みはしているものの通読したことが一度もないので、これを機会にトライしてみようか、と一瞬思った。
最後にカント哲学者の中島義道とそれと正反対な見解を持つ小浜逸郎「やはり、人はわかりあえない」(PHP新書)。私は両者とも好きであり、著作はどちらもほとんど読んできたが、その二人の対決とあって、最近では一番面白く読んだ。中島氏は小浜氏の著作に対し、「読み進むごとにイライラが募り、でも次のものを読みたくなる。」と評しているが、私にとって中島氏の著作こそその形容が当てはまる。氏の吐き出す言葉はそれだけ毒をもっているが、その毒を中和するのでなく、毒の成分を分析し、むしろ毒性など少ないあるいは毒を装った嗜好品であるとしてたしなめるのが小浜氏である。小浜氏の論理は「そうだよなー」といつも納得させられるが、でも中島氏の「毒」も味わってみたいのである。

「秋の夜長」ならぬ「夏の夜長」も本がそのときの隙間を埋めてくれる。時に埋められすぎて寝不足になるのが悩みだが。。。
by dobashinaika | 2009-08-15 13:43 | 開業医生活

仙台市基礎検診受け付けています

・毎年実施しております仙台市基礎検診(特定検診)の時期がやってきました。
・血液検査(肝機能、コレステロール、糖尿病、貧血など)、尿検査、心電図、眼底検査を当院で受けることができます。検診についての費用は無料です。

40歳~74歳で国民健康保険の方および
75歳以上で4月に市政だよりのはがきを出した方

・7月下旬に、ご自宅に市から受診券が届きますので、8月~10月の通常通院されるときに受診券を窓口に出していただければ検診を受けられます。
・なるべく食事はしないでいらしてください。
・検診の予約は必要ありません。その場で申し出てください。

75歳以上で4月に市政だよりのはがきを出さなかった方
・早い時期であれば間に合いますので、窓口にご相談ください。

社会保険の被扶養者(主婦など)の方
・当院で受診可能ですので、保険者(ご主人の会社)にお問い合わせのうえ、窓口にお申し出ください。
by dobashinaika | 2009-08-05 23:24 | インフォメーション


土橋内科医院の院長ブログです。心房細動やプライマリ・ケアに関連する医学論文の紹介もしくは知識整理を主な目的とします。時々日頃思うこともつぶやきます。


by dobashinaika

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もう怖くない 心房細動の抗凝固療法


プライマリ・ケア医のための心房細動入門

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治療 2015年 04 月号 [雑誌]

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ケアの本質―生きることの意味


ケアリング―倫理と道徳の教育 女性の観点から


中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)


健康格差社会への処方箋


神話・狂気・哄笑――ドイツ観念論における主体性 (Ν´υξ叢書)

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